2023/03/12 17:46

塩は、人類が文明を持ち始めた時代から重要な役割を果たしてきた重要な物質の1つです。


塩は、古代エジプト人が最初に採掘して利用したと考えられています。紀元前3000年頃には、エジプトではすでに塩が一般的に使われるようになっていました。

古代ローマ人も、塩を重要な財産とみなし、その供給にはかなりの労力が費やされました。ローマ軍は、しばしば塩を戦争の戦利品として持ち帰ったといわれています。

中世ヨーロッパでも、塩は非常に高価な品物であり、しばしば「白い金」と呼ばれていました。塩を得るためには、海岸での採取や、鉱山での採掘が行われました。

16世紀には、イギリスで塩の生産が本格化しました。その後、北アメリカでも多くの地域で塩の採掘が行われるようになりました。

現代では、塩は非常に身近な物質となっており、食品や調味料、道路の凍結防止剤など、さまざまな用途で使用されています。また、海水を蒸発させて得られる天然塩だけでなく、岩塩や塩湖からの塩の生産も行われています。

塩は、古代から現代まで、人類の生活に不可欠な物質であり、その価値は変わらないものとなっています。

体内で適切なバランスで塩分を摂取することは、健康にとって重要な役割を果たします。

塩分は、体液のバランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能に必要なナトリウムとクロールを含んでいます。ただし、摂取しすぎると高血圧や心臓病などのリスクが増加するため、健康的な食生活には適切な量の塩分を摂取することが重要です。

一般的に、健康成人の1日の推奨摂取量は、5グラム未満とされています。しかし、加工食品や調味料に多く含まれるため、普段の食生活で意識的に摂取量を減らすようにすることが大切です。また、塩分以外にも、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを含む、ミネラルウォーターなどを選ぶことも健康的な飲み物の選択肢として考えられます。

塩は、ナトリウムとクロールを主成分とする無機物質ですが、微量ながら他のミネラルも含まれています。以下に、塩が含む主なミネラルについて説明します。

カルシウム: 塩に含まれるカルシウムは非常に微量ですが、健康的な骨や歯を維持するために重要な役割を果たします。

マグネシウム: 塩に含まれるマグネシウムも微量ですが、体内での酵素反応に必要なミネラルです。マグネシウムは、心臓の健康をサポートし、筋肉の正常な機能にも関与しています。

カリウム: 塩に含まれるカリウムも微量ですが、血圧を調整するために重要なミネラルです。カリウムは、細胞内液に存在し、神経や筋肉の正常な機能にも必要です。

鉄: 塩に含まれる鉄は非常に微量ですが、体内での酸素運搬に必要なミネラルです。鉄は、貧血を予防するために重要な役割を果たします。

深層海塩は、海水が深い場所で採取され、その後太陽にさらされて蒸発させて作られる塩のことです。一般的な海塩よりもミネラルが豊富で、ナトリウム以外にもカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄などが含まれています。


深層海塩は、一般的な塩と比べて非常に細かく、粘り気があります。そのため、料理の仕上げに使うと、きめ細かい塩味が加わり、食材の旨みを引き立てます。また、煮物やスープにも適しており、深い味わいを加えます。

深層海塩は、健康にも良いとされています。一般的な塩に比べてミネラルが豊富であるため、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル不足を補うことができます。また、低ナトリウム塩としても使われることがあります。

深層海塩には、さまざまな種類があります。一般的なものだけでなく、ハーブやスパイスを加えたもの、粒子の大きいもの、色の濃いものなど、味や用途に合わせて選ぶことができます。

伊豆大島は、東京湾に位置する島で、海塩の生産が盛んな地域の一つです。伊豆大島で採取される塩は、伊豆大島の天日塩とも呼ばれ、その名の通り、太陽光を利用して製造されます。

伊豆大島の塩は、海水を春から秋にかけて浅瀬の塩田に引き込み、太陽光を浴びて水分を蒸発させて作られます。この方法で作られた塩は、自然の味わいが残り、豊かなミネラル分が含まれています。


伊豆大島の塩は、一般的な海塩と比べて塩味が穏やかで、口当たりが良いとされています。また、塩味がきわだたないため、料理の風味を損なうことなく、旨味を引き出すことができます。

その中でもハマネは島の野田浜海岸近くの地下300メートルの深さから汲み上げた伊豆大島深層地下水は玄武岩でできた自然の濾過装置をくぐったより透明度の高い海水です。低温でゆっくりじっくり煮詰めて結晶させるため、ニガリ分がほどよく含まれた深みのある口あたりに仕上がっています。

人間の体にとってなくてはならない塩。毎日の食卓に欠かせないものであればなおのこと、きれいな海水を原料とした良質の塩、その母なる海を食することを提案します。

ハマネは母なる海を意味しています。ロゴマークは母親の胎内を表し、生命の神秘と調和を表しています。